匿名の場では、感情と理論を切り離すべき
http://anond.hatelabo.jp/20090308152436/
http://anond.hatelabo.jp/20090312233645/
http://anond.hatelabo.jp/20090314144612/
お詫び。
http://anond.hatelabo.jp/20090315012454
これで一連の流れは終ったようだ。増田が全て同一人物なのか確定はできないが、私の中では終ったものとした。はてな界隈に大きな議論を読んだ話題だったが、皆言いたいことはそれぞれあるだろうし、幾多の人間のやりとりの中から自分の考えがより深まったんじゃないか、と思う。
人々を観察してみた
今回私は、一連の流れに参加する人々を観察していた。というのも、この増田が書く文章には、とてつもない魔力があるのか、ブコメ率が非常に高い。そもそもブクマ数がここまで伸びたのも、その記事に価値があったのではなく、ただコメントを残したかっただけに過ぎないという人が多かったはずだ。
とても多かった反響は、おおまかにいくつかに分類することができる。
- 主題に対して同意
- 主題に対して反論
- 増田を説得
ノイズを脳内錯誤して記事の中で一番主張したいことをきちんと読みとり、それに対して意見している層。読んだときの不快感を抑えているか、あるいは不快感を感じず、論理的に考えられる人たち。向上心が強く生産的。精神マッチョはてなー。
- 釣り指摘、釣られ宣言
- メタ視点
- 派生・深読み
この騒ぎを冷静に遠くからに眺め、よそよそしい感じで関わる人々。ちょっと斜に構えているかんじ。視点を増やすという点で生産性は高いものがある。
- 増田の人格批判
- 煽り
熱くなっちゃって反論してる人。理論が伴ってないものが多い。もしくは更なる盛り上がりを期待してる人。超展開を期待している。自分が楽しければそれでいい。元増田の半分はこの要素でできています。
- 論点ずらし
- 迷子ちゃん
変な自分カコイイ廚二病患者。ぜんぜん関係ないことを言ったりするがはてなスターはつかない。生産性はない。
理論を伴わないコメント
煽りや、人格批判の主成分は感情だ。感情は一過性のものなので、理論に比べて、次に活かしにくいという面がある。向上心のある人間にとって、次に活かせないものの価値は低い。建設的な意見であれば感情を込めても構わないが、感情の勢いだけで書かれたコメントから高い価値を見出すのは難しかった。
超多角的視点はてな
テレビや一般社会では、善悪二元論みたいなのが単純なので支持されるけれど、情報強者はてなーからは十人十色といってよい程多彩な意見が発信される。それは個人が思いつく限界を遥かに越える量で、ブコメを流し読みするだけでも、人々の多様性を感じることができる。
このように、一つの話題を発端にして非常に多彩な 意見を集められるのがはてブの強みだと感じる。筋の通ったコメントをひたすら取り入れることで、自分の中の多様性理解力は磨かれる。
元増田の人格分析
これはあくまで人格否定や個人攻撃ではないことと断わっておく。客観的な分析である。
終わったあとに言い訳や捨て台詞を吐いて自尊心を保とうとする人が釣りなんてできないと思う。釣り止め宣言後も釣り行為しているので、さすがにあきれた人も多いんじゃないかな。最後まで言い訳が絶えなかったこの人の天然釣りスキルは非常に高いです。